【VLNスタッフ訪問シリーズ3】パトラン東京さんの活動に参加！

こんにちは！東京ボランティアレガシーネットワーク（VLN）スタッフです。
いつもVLNをご活用いただき、ありがとうございます。

VLNでは、「VLNスタッフ訪問シリーズ」として、登録団体さんのボランティア活動に参加し、その様子を体験談でお届けしています！

訪問シリーズ第３回目となる今回は、「パトラン東京」さんの「新宿区定例パトラン」に参加しました！

「防犯パトロール」×「ランニング」で街を見守る「パトラン東京」さんは、誰もが安心・安全に笑顔で過ごせる東京を目指し日々活動されています。街の「ため」、誰かの「ため」、自分自身の「ため」など参加する理由は人それぞれですが、社会や地域のためと重いハードルを課すことなく、自分なりの目的を持ち、気軽に楽しく参加することが結果的に社会のためにつながると考え、活動しているそうです。

この日の集合場所は、東京都庁第二本庁舎前。胸に「パトラン」と書かれた、真っ赤なシャツが目印となり、すぐに集合することができました。赤いシャツを持っていない場合は、「パトラン」と書かれたビブスをお借りすることができ、初めての参加でも安心でした。夜の活動だったので、危険のないように、アームライトと「防犯パトロール」と書かれた腕章を身に着けて装備は完了です。

まず、参加者のみなさんとお互いに自己紹介をし、走るルートや活動のポイントを丁寧に教えていただきました。今回のルートは、学校や公園を通る約3キロのコースでした。活動のポイントは5つあり、①挨拶をしっかりする、②歩行者優先、③交通ルールを守る、④街の変化に目や耳を傾ける、⑤とにかく楽しんで活動する！です。「ペースが速かったら遠慮なく言ってください」、「疲れたらウォーキングに切り替えましょう」と優しく声をかけてくださったので、みなさんのペースについていけるか不安だった私も安心することができました。しっかり準備体操をし、いざ、スタートです。

すれ違う人全員に、「こんばんは」と元気な声で挨拶しながら走りました。挨拶をすることは、犯罪を目論んでいる人を思いとどまらせる効果があるそうです。また、歩きスマホなどをされている方には、「お気をつけて」と一言加えて挨拶をしました。

人が多いところや、狭い道では無理に走らずに、常に歩行者優先。交通ルールをしっかり守り、安全に配慮しながら活動します。

新宿は明るいイメージがありましたが、路地裏に入るととても暗くて驚きました。暗いところは身を隠しやすいので、注意してパトロールしました。例えば、街灯が切れているところはないか、子供が一人で歩いていないか、認知症の方が徘徊していないか、など街の変化に目や耳を傾けながら走ると、普段とは違う街の様子が見えてきます。

放置自転車やゴミがたくさんたまっているところがありました。自転車やゴミが1つでも放置されていると、ポイ捨てへの抵抗感や罪悪感が薄れてしまうそうです。こうした放置自転車やゴミをなくすためには、たった１つであっても放置しないことが大切なのだと改めて実感しました。

活動中に大型ごみの不法投棄や、街灯の電気切れ、道路の欠陥を見かけたら、自治体や警察に連絡しているそうです。「パトラン東京」さんは警察や町会など、地元の関係者と連携しながら活動されています。

1時間ほどのパトロールを終え、最後に気づいたことの共有や振り返りをして活動終了です。

「こんばんは」と挨拶をすると、挨拶を返してくれる方がいたり、会釈してくれる方がいたり、「ありがとう」と言ってくれる方がいたり、自分も街の役に立っているのだと実感し、嬉しい気持ちになりました。

「パトラン」は、犯罪を防止でき、健康の増進もはかれる一石二鳥のボランティア活動だと思いました。一緒に参加された方は、「街灯切れを見つけて通報すると、翌日には直っていたりするので、自分が気づいたことが街よりよくしているのだと実感する」と話してくれました。

「パトラン東京」さんは事前説明も丁寧で、走るペースも考えてくださるので、初めての方も気軽に楽しく参加できます！また、街をきれいにすることが、犯罪の起きにくい環境づくりに繋がるということで、星くず（ゴミ）拾いの活動もされています。星くず拾いでは走らないので、運動が苦手な方でも参加できます。

「パトラン東京」さんの活動には、中高生も保護者の許可があれば1人で参加することができます。新宿区以外にも、北区、台東区、葛飾区、江戸川区、江東区など都内各所で定期的に活動を行っていますので、関心を持たれた方は、ぜひ募集情報をチェックしてみてください！

パトラン東京さんHP　
https://patoruntokyo.themedia.jp/