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F1ドライバー角田、イタリアの被災地で泥かき=スコップ手にボランティア
2023.05.22

23歳の若者にとって、ごく自然の行動だったのかもしれない。アルファタウリのF1ドライバー、角田裕毅が豪雨と洪水被害に見舞われたイタリア北部エミリア・ロマーニャ州で、復旧作業に従事する姿がF1公式ツイッターなどで伝えられた。ボランティア活動をしたファエンツァはチームの本拠地で、角田も2年前から住む愛する街。ジャージーにハーフパンツの格好でスコップを持ち、通りで泥かきをする姿の画像がアップされた。
イモラ・サーキットで19日に開幕予定だったF1第6戦、エミリア・ロマーニャ・グランプリ(GP)は地域の被災状況を考慮して17日に中止が決定した。角田は自身のSNSに「州に住む全ての人々が今後の数日、安全であることを願っている」と英語で投稿。さらに「恐ろしい夜の後、街は大きな影響を受け、ほこり、泥、そしてガソリンの臭いが漂っている。多くの人が自宅から避難し、食べ物、泊まる場所を見つけるのに苦労している」とつづった。
シーズン中に被災地で行ったボランティア活動への反響は大きい。F1参戦3年目の角田は、ライバル勢に総合力で劣るマシンで開幕から5戦続けて入賞争いを演じ、10位入賞が2度。その走りへの評価が高まる中、海外メディアも今回の善行を次々と伝えて称賛した。
26日に伝統のモナコGPが開幕するが、20日にもチームの公式ツイッターの動画の中でエミリア・ロマーニャ州の深刻な状況を語り、寄付と支援を訴えた。現役ただ一人の日本人F1レーサーとして奮闘する角田の意識の高さ、優しさがうかがえる行動と言えるだろう。 (時事)
イモラ・サーキットで19日に開幕予定だったF1第6戦、エミリア・ロマーニャ・グランプリ(GP)は地域の被災状況を考慮して17日に中止が決定した。角田は自身のSNSに「州に住む全ての人々が今後の数日、安全であることを願っている」と英語で投稿。さらに「恐ろしい夜の後、街は大きな影響を受け、ほこり、泥、そしてガソリンの臭いが漂っている。多くの人が自宅から避難し、食べ物、泊まる場所を見つけるのに苦労している」とつづった。
シーズン中に被災地で行ったボランティア活動への反響は大きい。F1参戦3年目の角田は、ライバル勢に総合力で劣るマシンで開幕から5戦続けて入賞争いを演じ、10位入賞が2度。その走りへの評価が高まる中、海外メディアも今回の善行を次々と伝えて称賛した。
26日に伝統のモナコGPが開幕するが、20日にもチームの公式ツイッターの動画の中でエミリア・ロマーニャ州の深刻な状況を語り、寄付と支援を訴えた。現役ただ一人の日本人F1レーサーとして奮闘する角田の意識の高さ、優しさがうかがえる行動と言えるだろう。 (時事)