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少年犯罪に「待った!」 抑止に取り組む大学生ボランティア
2023.05.21

少年の非行や犯罪への加担をなくそうと、奈良県警では21日、県内や近隣府県の大学に通う学生32人をボランティアに迎えた。少年たちにより近い目線を持つ学生の活動に、期待が寄せられる。
ボランティアの名称は「少年フォローズ奈POLI(ナポリ)」。2004年から年度ごとに続く活動で、今年度は奈良、京都、大阪、兵庫の大学生32人が登録した。様々な事情を抱えた少年たちの居場所づくりや、スポーツや研修などの交流を通じて、少年犯罪への理解や再犯防止に、若い視点で取り組んでいる。
県警によると、昨年摘発、補導された非行少年は349人(前年比26人増)で、高校生が全体の40・2%(76人)を占めた。特に注意を呼びかけるのは特殊詐欺で、昨年県内では7人の少年が摘発された。
この日は県警本部で、今年度登録した学生13人が中川克之少年課長から登録証を受け取った。その後、少年がアルバイト感覚で特殊詐欺に関わらないよう、注意を呼びかけるキャッチフレーズを作った。中高生が好む言葉を使おうと工夫し、「ホウレンソウで青春を守る!」といったフレーズを発表していた。
参加した奈良大学4年の下出京佳さん(22)は「少年とは年が近いので、大学生ならではの視点で関わりたい。SNSの使い方には、特に注意してほしい」と話した。(仙道洸)
ボランティアの名称は「少年フォローズ奈POLI(ナポリ)」。2004年から年度ごとに続く活動で、今年度は奈良、京都、大阪、兵庫の大学生32人が登録した。様々な事情を抱えた少年たちの居場所づくりや、スポーツや研修などの交流を通じて、少年犯罪への理解や再犯防止に、若い視点で取り組んでいる。
県警によると、昨年摘発、補導された非行少年は349人(前年比26人増)で、高校生が全体の40・2%(76人)を占めた。特に注意を呼びかけるのは特殊詐欺で、昨年県内では7人の少年が摘発された。
この日は県警本部で、今年度登録した学生13人が中川克之少年課長から登録証を受け取った。その後、少年がアルバイト感覚で特殊詐欺に関わらないよう、注意を呼びかけるキャッチフレーズを作った。中高生が好む言葉を使おうと工夫し、「ホウレンソウで青春を守る!」といったフレーズを発表していた。
参加した奈良大学4年の下出京佳さん(22)は「少年とは年が近いので、大学生ならではの視点で関わりたい。SNSの使い方には、特に注意してほしい」と話した。(仙道洸)