ボランティア関連ニュース(外部記事):詳細

  • スポーツ

鉄人、4年ぶり白浜に集合 トライアスロン大会に400人超

2023.05.22
 南紀白浜トライアスロン大会が21日、和歌山県白浜町であった。新型コロナウイルスの感染拡大で2020年から中断していたが4年ぶりに開催。天候に恵まれ、400人を超える人が参加した。住民らもボランティアとして選手たちをサポート。観光客らと沿道から声援を送った。
 町などでつくる実行委員会主催、日本トライアスロン連合共催で14年に始まった大会。20年の第7回が中止になり、第8回大会として再開した。白良浜でのスイム(1・5キロ)、白良浜から海岸線を自転車で走るバイク(40キロ)、三段壁や円月島など景勝地を背景に疾走するラン(10キロ)の計51・5キロのコースで競った。
 北海道や沖縄を含む全国から再開を待ちかねた選手たちが集まり、419人がスイムからスタートした。優勝は男子が和歌山市職員の井辺弘貴さん(28)、女子が和歌山市の会社員、高橋真紀さん(31)。井辺さんは学生時代の第1回から出場、第2回から優勝していて6連覇を達成。「思い入れのある大会で優勝できてうれしい。白浜のコースは海がきれいで、バイクはアップダウンがあって苦しいけど楽しくて、ランは景色が美しい」と話していた。
 高橋さんは18年から3大会連続の優勝。昨年4月には長女が生まれたが、すぐに練習を再開したという。「仕事と家事の両立はたいへんだが、家族の協力で続けられた」。「趣味」というトライアスロンの大会出場について今回が最後と思っていたというが「もう一度考えたい」と笑顔を見せていた。(勝部真一)