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川越唐人揃いパレード、市民の手で継承へ
2023.09.16

【埼玉】江戸時代の朝鮮通信使をまねた仮装行列を再現した「川越唐人揃(ぞろ)いパレード」。主催団体の高齢化で昨秋限りとなるはずだったが、新たな市民の手で継承されることになった。パレードの参加団体やボランティアを募っている。
朝鮮通信使は、朝鮮王朝が徳川幕府に派遣した外交使節団。川越氷川神社では、通信使を模した仮装行列を「唐人揃い」と呼び祭礼で披露していたとされ、これを再現したのが川越唐人揃いパレードだ。
蔵造りの建物が並ぶ通りを数百人の参加者が練り歩くイベントで、2005年から秋に開かれてきた。しかし、主催する実行委員会では昨年、中心メンバーの高齢化を理由に今後の開催断念を発表した。
これに対し、イベントに18年間協力してきた蓮馨(れんけい)寺の粂原恒久住職らが継承へ動き出す。「長年続いた催し。国際交流イベントとして発展させたい」と新たなメンバーで実行委を立ち上げた。
前代表の江藤善章さん=さいたま市=は「1回で終わりにしようと思って始めたものですが、市や商店街からの働きかけがあり続いてきた。引き継がれることになり本当にうれしかった」と話す。
今後は組織をNPO化し、若者や商店街の参加をさらに進めていく考えだ。事務局長の上田恵司さんは「海外にも発信し、インバウンドの促進や経済活性化にもつなげていきたい」と期待を寄せる。
今年は昨年と同様、11月第2日曜日(12日)に、同規模での開催を予定している。問い合わせは、上田さん(090・9132・9894)へ。(永沼仁)
朝鮮通信使は、朝鮮王朝が徳川幕府に派遣した外交使節団。川越氷川神社では、通信使を模した仮装行列を「唐人揃い」と呼び祭礼で披露していたとされ、これを再現したのが川越唐人揃いパレードだ。
蔵造りの建物が並ぶ通りを数百人の参加者が練り歩くイベントで、2005年から秋に開かれてきた。しかし、主催する実行委員会では昨年、中心メンバーの高齢化を理由に今後の開催断念を発表した。
これに対し、イベントに18年間協力してきた蓮馨(れんけい)寺の粂原恒久住職らが継承へ動き出す。「長年続いた催し。国際交流イベントとして発展させたい」と新たなメンバーで実行委を立ち上げた。
前代表の江藤善章さん=さいたま市=は「1回で終わりにしようと思って始めたものですが、市や商店街からの働きかけがあり続いてきた。引き継がれることになり本当にうれしかった」と話す。
今後は組織をNPO化し、若者や商店街の参加をさらに進めていく考えだ。事務局長の上田恵司さんは「海外にも発信し、インバウンドの促進や経済活性化にもつなげていきたい」と期待を寄せる。
今年は昨年と同様、11月第2日曜日(12日)に、同規模での開催を予定している。問い合わせは、上田さん(090・9132・9894)へ。(永沼仁)