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「いのちの電話」寄付型自販機で運営支援 売り上げ一部が活動資金に
2024.09.01
ボランティア相談員が電話で悩みに寄り添うNPO法人「山梨いのちの電話」(甲府市)の活動を支援する寄付型自動販売機が、山梨県内2カ所に設置された。飲料の売り上げの一部が、運営費として同法人に寄付される。
自販機が設置されたのは、山梨YMCA(甲府市)と日下部記念病院(山梨市)の各建物前。白とピンクが基調のデザインで、法人名とともに、相談電話の番号や、「ひとりで悩まずお電話ください」のメッセージなどが記されている。
「山梨いのちの電話」は2001年に発足。電話を受けるボランティア相談員が当初は70人ほどいたが、介護など家族の事情や自身の体調悪化などから退く人が年々出て、現在は40人ほどに減った。
ボランティア相談員は、相手の名前など具体的な情報を尋ねることはせず、電話の声に耳を傾け、寄り添う。そんな相談員たちに誰にも話せない悩みを打ち明ける人は多いが、近年、「話を聞いてほしいのに電話がなかなかつながらない」と言われることも増えた。
事務局の担当者は「相談員が足りず、かかってくる電話に対応しきれていない。活動を理解し、支えてくれる人が増えてくれることを願っています」と話す。
同法人では、相談員を志す人のための講座などを定期的に開き、参加者を募っている。資金確保のため、寄付型自販機もさらに増やしていきたいという。
相談電話の番号は、055・221・4343(火~土曜、午後4~10時)。講座開催や寄付などの問い合わせは同法人事務局(055・225・1511、平日午後1~5時)へ。詳細はホームページでも案内している。(杉山圭子)
自販機が設置されたのは、山梨YMCA(甲府市)と日下部記念病院(山梨市)の各建物前。白とピンクが基調のデザインで、法人名とともに、相談電話の番号や、「ひとりで悩まずお電話ください」のメッセージなどが記されている。
「山梨いのちの電話」は2001年に発足。電話を受けるボランティア相談員が当初は70人ほどいたが、介護など家族の事情や自身の体調悪化などから退く人が年々出て、現在は40人ほどに減った。
ボランティア相談員は、相手の名前など具体的な情報を尋ねることはせず、電話の声に耳を傾け、寄り添う。そんな相談員たちに誰にも話せない悩みを打ち明ける人は多いが、近年、「話を聞いてほしいのに電話がなかなかつながらない」と言われることも増えた。
事務局の担当者は「相談員が足りず、かかってくる電話に対応しきれていない。活動を理解し、支えてくれる人が増えてくれることを願っています」と話す。
同法人では、相談員を志す人のための講座などを定期的に開き、参加者を募っている。資金確保のため、寄付型自販機もさらに増やしていきたいという。
相談電話の番号は、055・221・4343(火~土曜、午後4~10時)。講座開催や寄付などの問い合わせは同法人事務局(055・225・1511、平日午後1~5時)へ。詳細はホームページでも案内している。(杉山圭子)