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ことでんバスの車内放送、落語家の語りで 高松出身の桂福枝さん
2024.09.01
【香川】高松市庵治町出身の上方落語家、桂福枝(ふくし)さん(35)による観光案内などの車内放送が、1日からことでんバス(同市)の路線バス2路線で流れ始めた。桂さんによると、落語家がバスの車内放送を担当するのは全国でも珍しいという。
桂さんは高校、浪人時代の4年間、同社の路線バス庵治線で通学。落語家となって関西を中心に活動している。昨年「恩狸」から「福枝」に改名したのを機に、福祉など人の役に立つ活動をしたいと、プロ野球選手が路線バスで車内放送を担当しているのをヒントに3月、ボランティアで車内放送をしたいと同社に提案し、受け入れられたという。同社は観光路線の屋島山上シャトルバス(JR屋島駅→屋島山上)での観光案内と庵治線(庵治温泉→高松駅)での乗客への注意を促す桂さんの音声を7月、大阪で録音した。
この日は、琴電屋島駅前から山上に向かう特別運行のバス車内でお披露目。「多島美の備讃瀬戸をはるかに一望する山上からの眺望は、まさに絶景です」などと桂さんによる3分弱の観光案内が流れると、駆けつけた後輩の高松商業高校放送部員6人らが拍手した。
桂さんは「笑福亭鶴瓶さんからも『俺もやったことないわ』と言われた。アナウンスと景色がマッチしているのがうれしかった。古里への恩返しができた」と喜んでいた。同社の担当者は「屋島の活性化につながれば、と観光案内をお願いした」という。2路線では当分の間、桂さんの車内放送を流すという。(福家司)
桂さんは高校、浪人時代の4年間、同社の路線バス庵治線で通学。落語家となって関西を中心に活動している。昨年「恩狸」から「福枝」に改名したのを機に、福祉など人の役に立つ活動をしたいと、プロ野球選手が路線バスで車内放送を担当しているのをヒントに3月、ボランティアで車内放送をしたいと同社に提案し、受け入れられたという。同社は観光路線の屋島山上シャトルバス(JR屋島駅→屋島山上)での観光案内と庵治線(庵治温泉→高松駅)での乗客への注意を促す桂さんの音声を7月、大阪で録音した。
この日は、琴電屋島駅前から山上に向かう特別運行のバス車内でお披露目。「多島美の備讃瀬戸をはるかに一望する山上からの眺望は、まさに絶景です」などと桂さんによる3分弱の観光案内が流れると、駆けつけた後輩の高松商業高校放送部員6人らが拍手した。
桂さんは「笑福亭鶴瓶さんからも『俺もやったことないわ』と言われた。アナウンスと景色がマッチしているのがうれしかった。古里への恩返しができた」と喜んでいた。同社の担当者は「屋島の活性化につながれば、と観光案内をお願いした」という。2路線では当分の間、桂さんの車内放送を流すという。(福家司)