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執筆し、暮らし、身を投げ……太宰ゆかりの三鷹、案内は200回迎え

2024.10.24
 作家、太宰治が生きた東京・三鷹で、ゆかりの地をボランティアが案内する定例ガイドが、27日に200回目を迎える。まちを元気にしたいと、市民が始めた活動は四半世紀になる。
 ガイドをするのは、「みたか観光ガイド協会」の40~80代のメンバー40人ほど。太宰に関心のある市民たちが1999年に協会を立ち上げ、ボランティアで第4日曜日に太宰の足跡の案内を始めた。
■太宰の旧宅の模型に8年、和紙に作品を筆書するボランティアも
 2008年に太宰が通った酒屋の跡地に三鷹市が「太宰治文学サロン」を開館すると、その後はサロンを拠点に、市から業務委託を受ける形で活動を続けてきた。サロンにはメンバーが8年がかりでつくった太宰が住んでいた家の模型や、和紙に筆書した太宰の作品も飾られている。
 27日は午前10時にスタート。約2時間半かけて、太宰が執筆していた場所や住んでいた家の近く、身を投げた玉川上水を巡り、墓のある禅林寺まで行く。