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ヤングケアラー悩み相談訪問 行田市、社会福祉士を派遣 埼玉県内初
2024.11.22
埼玉県行田市は21日、家族の介護や家事などを担う子ども「ヤングケアラー」を支援しようと、悩み事の相談に乗る社会福祉士を家事の支援者と一緒に市内の家庭へ派遣する事業を、年内にも始めると発表した。市によると、県内でヤングケアラーの家事を支援する自治体はあるが、社会福祉士が同行するのは初めて。
当事者の子どもたちは介護や家事に追われて自分の時間が取れず、学業や部活動などに支障が生じている。しかし、こうした家庭の事情を知られたくない子どもたちも多く、教員や友人らに悩みを相談できずに孤立を深める傾向が懸念されるため、市は心のケアにも取り組むことにした。
派遣する社会福祉士は、市社会福祉協議会に所属する3人。生活相談に応じ、必要なサービスや制度への橋渡しなどもする見込み。家事支援では、既に市民の候補者17人が有償ボランティアとして講習を受けていて、掃除、料理、洗濯、買い物などを手助けする。
提供時間は平日の午前9時~午後5時の間で1~2時間(1週間で2日まで)。市は本年度の当初予算に事業費約230万円を計上しており、今月中旬から希望者の受け付けを始めた。市は、市内に対象となる小中高生が100人以上いるとみている。(菅原洋)
当事者の子どもたちは介護や家事に追われて自分の時間が取れず、学業や部活動などに支障が生じている。しかし、こうした家庭の事情を知られたくない子どもたちも多く、教員や友人らに悩みを相談できずに孤立を深める傾向が懸念されるため、市は心のケアにも取り組むことにした。
派遣する社会福祉士は、市社会福祉協議会に所属する3人。生活相談に応じ、必要なサービスや制度への橋渡しなどもする見込み。家事支援では、既に市民の候補者17人が有償ボランティアとして講習を受けていて、掃除、料理、洗濯、買い物などを手助けする。
提供時間は平日の午前9時~午後5時の間で1~2時間(1週間で2日まで)。市は本年度の当初予算に事業費約230万円を計上しており、今月中旬から希望者の受け付けを始めた。市は、市内に対象となる小中高生が100人以上いるとみている。(菅原洋)