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高校生が介護教室 小学生に介護を知ってもらう

2022.08.02
 佐賀県立神埼清明高校で介護福祉士などをめざし、生活福祉系を学ぶ3年生20人が7月28日、地元の小学生たちに介護の体験教室を開いた。おむつ交換や入浴の介助、ベッドから車いすへの移動の方法などを教えた。
 佐賀県みやき町社会福祉協議会が、夏休みの小学生を対象に、ボランティアや福祉体験を通じて地域での交流を深め、介護について知ってもらおうと開催した。
 介護体験をしたのは、みやき町内の小学生2~6年生計12人。昨年も高校生が企画したが、大雨の影響で中止となった。今年が初めての開催だという。
 体験した北茂安小6年の園田桜愛(さあや)さんと5年の井手陽菜(ひなた)さんは「ベッドに寝ている人を車いすに移すのが難しかった」と感想を述べ、「体験したことをほかの人にも教えてあげたい」と話した。
 体験教室のリーダーを務めた三根莉咲子(りさこ)さんは「小学生が理解できるよう、笑顔で、丁寧に教えることができた」と話した。自分たちがこれまで学んだ介護などの仕事について、子どもたちが分かりやすく体験できるにはどうしたらよいかなどをみんなで話し合い、資料を作って臨んだという。「大変だったけど、分かりやすく伝えられたと思う」とふり返った。
 教室の開催にあたり、担当の原慶介教諭は生徒たちに運営を委ねた。「生徒たちが教える側になれば、学んだことをしっかり理解する必要がある」ことや、「コミュニケーション能力の向上といった経験を積める」といった体験教室の意義を語った。
 同校では単位制総合学科制度を導入している。6系列があり、介護福祉士取得を目指す生活福祉系列や農業や環境について学ぶみどり系列、食品産業に携わる人材を育成する食品科学系列など、専門科目を学ぶことができる。(大村久)