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浅井氏の小谷城址を保全で2冠 長浜の住民団体が受賞
2025.04.12

戦国時代、浅井(あざい)長政ら浅井氏3代が居城にした滋賀県長浜市の小谷(おだに)城。城跡の保全を100年にわたって続ける地元の住民団体が、「日本城郭協会」から2冠を受賞する。
賞されるのは小谷城址(じょうし)保勝会。浅井氏を顕彰し、荒れた城跡を整備しようと1924(大正13)年、旧小谷村にできた。戦前には国史跡の指定を実現させた。今は地元小学校区の約630世帯でつくる。小谷山の草刈りや案内板設置、勉強会や城跡ガイドを実施。10月には小谷城戦国まつりを開く。
日本城郭協会は「日本100名城」の認定や城郭検定などを主催している。今回、城の文化への貢献をたたえる「第4回日本城郭協会大賞」と、城郭・城跡を整備するボランティア団体に贈る「日本城郭文化振興賞」の2賞とも、小谷城址保勝会に決めた。6月に表彰する。
保勝会の中島勘一会長(76)は「知らせにびっくりしたが、活動の励みになる。歴史の舞台を100年間守ってきた先輩たちの思いを次世代へ引き継いでいく」と話す。
長政の3人娘(浅井三姉妹)は、2011年の大河ドラマ「江(ごう)~姫たちの戦国」でも描かれた。中島会長は「小谷城址は戦国ロマンの聖地。ぜひお越しください」とPRする。
詳しくは小谷城戦国歴史資料館(0749・78・2320)へ。
昨年は、明智光秀ゆかりの坂本城遺構の保存に向けて宅地開発を中止した三王不動産流通(大津市)と大津市が特別表彰されている。(小西良昭)
◇
〈小谷城〉1525年ごろに戦国大名浅井氏の初代・亮政(すけまさ)が小谷山に築いた戦国屈指の山城。1573年に織田信長が攻め落とすまで、北近江(長浜、米原市周辺)を統治した浅井氏の居城だった。
浅井長政とお市(信長の妹)の間には、茶々、初、江(ごう)の3人の娘がいた。茶々(淀殿)は豊臣秀吉の側室になり、秀頼を産んだ。江は徳川秀忠と結婚し、3代将軍家光の母となった。
賞されるのは小谷城址(じょうし)保勝会。浅井氏を顕彰し、荒れた城跡を整備しようと1924(大正13)年、旧小谷村にできた。戦前には国史跡の指定を実現させた。今は地元小学校区の約630世帯でつくる。小谷山の草刈りや案内板設置、勉強会や城跡ガイドを実施。10月には小谷城戦国まつりを開く。
日本城郭協会は「日本100名城」の認定や城郭検定などを主催している。今回、城の文化への貢献をたたえる「第4回日本城郭協会大賞」と、城郭・城跡を整備するボランティア団体に贈る「日本城郭文化振興賞」の2賞とも、小谷城址保勝会に決めた。6月に表彰する。
保勝会の中島勘一会長(76)は「知らせにびっくりしたが、活動の励みになる。歴史の舞台を100年間守ってきた先輩たちの思いを次世代へ引き継いでいく」と話す。
長政の3人娘(浅井三姉妹)は、2011年の大河ドラマ「江(ごう)~姫たちの戦国」でも描かれた。中島会長は「小谷城址は戦国ロマンの聖地。ぜひお越しください」とPRする。
詳しくは小谷城戦国歴史資料館(0749・78・2320)へ。
昨年は、明智光秀ゆかりの坂本城遺構の保存に向けて宅地開発を中止した三王不動産流通(大津市)と大津市が特別表彰されている。(小西良昭)
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〈小谷城〉1525年ごろに戦国大名浅井氏の初代・亮政(すけまさ)が小谷山に築いた戦国屈指の山城。1573年に織田信長が攻め落とすまで、北近江(長浜、米原市周辺)を統治した浅井氏の居城だった。
浅井長政とお市(信長の妹)の間には、茶々、初、江(ごう)の3人の娘がいた。茶々(淀殿)は豊臣秀吉の側室になり、秀頼を産んだ。江は徳川秀忠と結婚し、3代将軍家光の母となった。