ボランティア関連ニュース(外部記事)
- 医療・福祉・人権
- 地域活性・まちづくり・観光

一人で安心していられる 「保健室となり文庫」開設 川崎市の一般社団法人「気軽に足を運んで」
2025.04.29

健康や病気、孤独感に関する悩みについて、医療従事者のスタッフらと気軽に語り合えるスペース「暮らしの保健室」(川崎市中原区)の隣に、「保健室となり文庫」がオープンした。「安心して一人でいられる場所」をコンセプトにした図書室で、水~土曜の午前10時~正午、午後1~4時に利用できる。(志村彰太)
「保健室」「となり文庫」ともに、一般社団法人「プラスケア」が運営する。となり文庫には、2階建て延べ20平方メートルほどの部屋に800冊ほどの本が並ぶ。2階には机もあり、作業スペースとしても使える。室内は静かで、落ち着いた雰囲気に包まれている。本は「まちづくり」「孤独・孤立」「アート・文化」など分野別に整理され、全て法人代表理事で医師の西智弘さん(45)が自ら持ち込んだか、寄贈された本だという。
利用者は、自由に本を手に取り、その場で読んだり、借りたりすることができる。本には、専用の黄色いペンで書き込みができ、西さんは「寄せ書きみたいなイメージで、ほっこりする感じになると思う」と狙いを話す。「となり文庫」では、書き込みをすることを「育て」と呼んでいる。
「暮らしの保健室」も「となり文庫」も、薬の代わりに人との交流やボランティア活動への参加を促す「社会的処方」の考え方に基づく。健康状態は「食事」「運動」「社会参加の有無」に左右されるとされ、社会的処方は社会参加を促す取り組みとして、少しずつ普及しているという。西さんは「暮らしの保健室は基本的に誰かとしゃべる空間。一人で静かに落ち着ける場所があっても良いと考えた」と話す。
4月6日にオープンしてから、既に80人ほどが利用し、好感触を得ているという。西さんは「本を借りて、近くのカフェや公園、銭湯に行って読むなど一人でほっとできる空間も多い。気軽に足を運んでほしい」と話している。一部のサービスを利用するには、年会費5千円の会員登録が必要となる。詳細はHPで。
「保健室」「となり文庫」ともに、一般社団法人「プラスケア」が運営する。となり文庫には、2階建て延べ20平方メートルほどの部屋に800冊ほどの本が並ぶ。2階には机もあり、作業スペースとしても使える。室内は静かで、落ち着いた雰囲気に包まれている。本は「まちづくり」「孤独・孤立」「アート・文化」など分野別に整理され、全て法人代表理事で医師の西智弘さん(45)が自ら持ち込んだか、寄贈された本だという。
利用者は、自由に本を手に取り、その場で読んだり、借りたりすることができる。本には、専用の黄色いペンで書き込みができ、西さんは「寄せ書きみたいなイメージで、ほっこりする感じになると思う」と狙いを話す。「となり文庫」では、書き込みをすることを「育て」と呼んでいる。
「暮らしの保健室」も「となり文庫」も、薬の代わりに人との交流やボランティア活動への参加を促す「社会的処方」の考え方に基づく。健康状態は「食事」「運動」「社会参加の有無」に左右されるとされ、社会的処方は社会参加を促す取り組みとして、少しずつ普及しているという。西さんは「暮らしの保健室は基本的に誰かとしゃべる空間。一人で静かに落ち着ける場所があっても良いと考えた」と話す。
4月6日にオープンしてから、既に80人ほどが利用し、好感触を得ているという。西さんは「本を借りて、近くのカフェや公園、銭湯に行って読むなど一人でほっとできる空間も多い。気軽に足を運んでほしい」と話している。一部のサービスを利用するには、年会費5千円の会員登録が必要となる。詳細はHPで。