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関東地方の大学で初の認定「八王子の繊維の歴史を伝えたい」 帝京大が日本遺産サポーター
2025.06.08

「日本遺産」の普及に努める教育機関を文化庁が認定する「日本遺産サポーター大学」に、帝京大が関東地方で初めて登録された。キャンパスのある東京都八王子市で活動に取り組む学生が市役所を訪れ、「八王子の繊維産業の歴史を若い世代に伝えたい」と抱負を語った。(皆川剛)
訪れたのは、帝京大経済学部観光経営学科4年の小野寺美月さん(22)と山本悠雅さん(21)、丸山愛結(あゆ)さん(22)。地方創生やまちづくりを研究している。
都内で唯一、日本遺産に認定されている市の「霊気満山 高尾山~人々の祈りが紡ぐ桑都(そうと)物語~」は、八王子で江戸期以降に栄えた養蚕や絹織物産業、高尾山信仰の歴史などを物語の形式にまとめ、官民を挙げた観光振興に活用している。
帝京大は、八王子の日本遺産を構成する文化財のうち「織物」に着目し、八王子織物工業組合などと連携。若年層へ産業の歴史を伝えようと、史実をすごろく状に配置した教材を作った。
すごろくは、戦国時代の武将、北条氏照が八王子城を築いたとされる1584年ごろが起点。製糸家の萩原彦七が国内最大級の製糸場を現在の市内に創業した1877年、八王子産のネクタイ地が全国生産量の約6割を占めた1956年などのマスで構成し、随所に写真や解説を盛り込んでいる。
ボランティア活動を通じて日本遺産に関心を持ったという小野寺さんは「歴史の勉強は難しいけれど、子どもたちに楽しく学んでほしい」と話した。すごろくは、市内の全ての公立小学校で児童が使うタブレットに搭載される見通し。
訪れたのは、帝京大経済学部観光経営学科4年の小野寺美月さん(22)と山本悠雅さん(21)、丸山愛結(あゆ)さん(22)。地方創生やまちづくりを研究している。
都内で唯一、日本遺産に認定されている市の「霊気満山 高尾山~人々の祈りが紡ぐ桑都(そうと)物語~」は、八王子で江戸期以降に栄えた養蚕や絹織物産業、高尾山信仰の歴史などを物語の形式にまとめ、官民を挙げた観光振興に活用している。
帝京大は、八王子の日本遺産を構成する文化財のうち「織物」に着目し、八王子織物工業組合などと連携。若年層へ産業の歴史を伝えようと、史実をすごろく状に配置した教材を作った。
すごろくは、戦国時代の武将、北条氏照が八王子城を築いたとされる1584年ごろが起点。製糸家の萩原彦七が国内最大級の製糸場を現在の市内に創業した1877年、八王子産のネクタイ地が全国生産量の約6割を占めた1956年などのマスで構成し、随所に写真や解説を盛り込んでいる。
ボランティア活動を通じて日本遺産に関心を持ったという小野寺さんは「歴史の勉強は難しいけれど、子どもたちに楽しく学んでほしい」と話した。すごろくは、市内の全ての公立小学校で児童が使うタブレットに搭載される見通し。