募集情報

「生きて、生きて、生きろ。」から考えるトラウマと政治 講演と対話〜私たちの“生きろ”を取り戻すために(福八子どもキャンププロジェクト)

イベント
掲載日 2025.07.08
更新日 2025.07.08
掲載終了日 2025.07.20
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東京ボランティア・市民活動センター

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  • 活動地域
    • 渋谷区
  • 場所
    初台区民会館
    渋谷区初台 1-33-10
  • 開催日時
    2025年7月19日(土)
    14:00~17:30
  • 募集締切日
    2025年7月20日(日)
  • 活動分野
    • 医療・福祉・人権
    • 子ども・教育
    • 地域活性・まちづくり・観光
    • 災害救援・地域安全活動
    • 多文化共生・国際協力
  • 募集ポイント
    必要スキル
  • 連絡先
  • 備考
    講演と対談
    トラウマと政治 ー “声なき痛み”を語り始めるために
    東日本大震災と原発事故。
    映画『生きて、生きて、生きろ』は、PTSDや深い心の傷を丁寧に描くとともに、その背景にある政治的構造に鋭く迫りました。
    震災で被災した人々のトラウマは、国家によって「もう終わったこと」として扱われ、その後の支援や記憶の継承さえも薄れていきました。さらに歴史をたどれば、原発政策そのものが、福島をはじめとする地域に“負担を強いる”ことを前提に成り立ってきた構造が見えてきます。
    その構造は、日本を戦争へと向かわせ、戦地でトラウマを受けてきた人々の声を葬り去ってきた社会構造と全く変わっていません。

    今回のイベントは、2024年に行った上映+対話会の“おかわり”企画として開催されます。
    映画に出演した蟻塚先生、前回の対話会にも参加くださった中村先生をお迎えし、トラウマと政治について講演・対談、そして参加者の皆さんで対話会を行います。

    蟻塚亮二(精神科医)

    弘前大学医学部卒業後、精神科医として勤務。1985年から1997年にかけて青森県弘前市の藤代健生病院院長。その後2004年から2013年まで沖縄県那覇市の沖縄協同病院などに勤務。2013年から福島県相馬市の「メンタルクリニックなごみ」院長を務めるかたわら、現在でも月に1回沖縄での診療を続けている。著書に「うつ病を体験した精神科医の処方せん」(大月書店,2005)「統合失調症とのつきあい方」(大月書店,2007)「沖縄戦と心の傷 トラウマ診療の現場から」(大月書店,2014)(沖縄タイムス出版文化賞2015受賞),「悲しむことは生きること〜原発事故とPDSD」(風媒社,2023)など。


    中村江里(上智大学文学部史学科准教授)

    一橋大学大学院社会学研究博士後期課程修了、社会学博士。日本学術振興会特別研究員、広島大学准教授を経て、現在上智大学文学部史学科准教授。著書に「戦争とトラウマ〜不可視化された日本兵の精神神経症」(吉川弘文館,2018),「精神科診療録を用いた歴史研究の可能性と課題ー戦時下の陸軍病院・傷痍軍人療養所における日誌の分析を中心にー」(田中祐介編「日記文化から近代日本を問う」笠間書院、2017),「戦争と文化的トラウマ〜日本における第二次世界大戦の長期的影響」(共編者,日本評論社,2023)