空襲から80年、「語り継ぐ」学生らが誓い　豊川市の平和祈念式典

　平和の尊さを語り継ぐ愛知県豊川市平和祈念式典が7日、市文化会館（同市代田町1丁目）であった。
　80年前のこの日、米軍の空襲により、海軍の兵器工場「豊川海軍工廠（こうしょう）」で2500人以上が亡くなった。
　式典では、工廠に動員された女性学徒たちを描いた豊川高校演劇部による劇「すけっちぶっく」が上演された。
　また、語り継ぎボランティアのいずれも大学4年生の夏目和佳（のどか）さん（22）=京都市=と、ボランティア最年少の片岡優美さん（21）=名古屋市=が、平和への誓いを読み上げた。
　2人は「語り継ぎ、考えていくことが、これからの未来をどうつくるかにつながっていく」と訴えた。（戸村登）