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特定外来生物対策本部を兵庫県が初設置 サクラや農作物に影響及ぼす
2025.08.10

農作物や樹木の成育に深刻な被害を及ぼすクビアカツヤカミキリなどの発生が拡大していることを受け、兵庫県は特定外来生物対策本部を設置した。全庁横断で協議するのは初となり、対策を強化していく。
現在、サクラやウメなどの樹木を枯死させるクビアカツヤカミキリは9市で確認されている。
南米原産で強い繁殖力を持つ水生植物のナガエツルノゲイトウは県内16市町で発生。アルゼンチンアリやアライグマ、ヌートリアといった特定外来生物も近年見つかっており、今後も分布範囲の拡大が見込まれる。
県によると、国際港である神戸港や姫路港のほか、一部国際化した神戸空港もあるため国内外の交通の要所として、多くの特定外来生物の侵入や定着がしやすい環境にあるという。
今後は地域ごとに具体的な対策目標をたて、防除手法の検討や実際の活動を実施。ボランティアによる「Hyogo特定外来生物見張り隊」(仮称)の創設やシンポジウムの開催、サクラの木を守るプロジェクトなども展開する。
本部長を務める斎藤元彦知事は「農業への影響が大変深刻になっており、早期の対応が必要。スピード感のある対応を拡大防止のために、県民の皆さまには通報にご協力を頂きたい」と呼びかけている。(谷辺晃子)
現在、サクラやウメなどの樹木を枯死させるクビアカツヤカミキリは9市で確認されている。
南米原産で強い繁殖力を持つ水生植物のナガエツルノゲイトウは県内16市町で発生。アルゼンチンアリやアライグマ、ヌートリアといった特定外来生物も近年見つかっており、今後も分布範囲の拡大が見込まれる。
県によると、国際港である神戸港や姫路港のほか、一部国際化した神戸空港もあるため国内外の交通の要所として、多くの特定外来生物の侵入や定着がしやすい環境にあるという。
今後は地域ごとに具体的な対策目標をたて、防除手法の検討や実際の活動を実施。ボランティアによる「Hyogo特定外来生物見張り隊」(仮称)の創設やシンポジウムの開催、サクラの木を守るプロジェクトなども展開する。
本部長を務める斎藤元彦知事は「農業への影響が大変深刻になっており、早期の対応が必要。スピード感のある対応を拡大防止のために、県民の皆さまには通報にご協力を頂きたい」と呼びかけている。(谷辺晃子)