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日本一の芋煮会に向けネギ切り 調理師の卵たち「目が痛いけど…」

2025.09.12
 山形市で14日に開かれる「日本一の芋煮会フェスティバル」に向け、山形調理師専門学校の学生たちが12日、ボランティアでネギを切った。
 芋煮会では3万食を提供する予定。今回、初めて同校が授業の一環で協力することになった。
 芋煮会で使うネギは910キロ。生産者の鈴木隆史さん(46)によると、今年は夏場の高温と水不足で細めだが、「辛みが強い分、火を通すことで甘みが出るので、芋煮に適している」という。
 この日は、学生約40人が参加。実行委員会の安藤雄太・調理部会長が「県内外から大勢の方が来場する。心を込め、おいしいと言ってもらえるよう、お願いします」と呼びかけた。
 410キロのネギが持ち込まれ、切り方の説明を受けた後、次々に斜めに切りそろえていった。高橋ことあさん(19)は「目がちょっと痛い。大変だったけど、切り口の角度、大きさがそろうよう心がけた」。
 残る500キロのネギは13日に山形学院高校の生徒たちがボランティアで切るという。
 芋煮会フェスは馬見ケ崎川河川敷(双月橋付近)を会場に開かれる。大鍋で作る芋煮1杯の当日価格は、物価高などの影響で今年から100円値上げし、700円以上が必要。会場には塩味の芋煮を提供するゾーンなども設けられる。(黒川和久)