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佐野・田中正造旧宅の女性案内人を募集 「高校生から」明記、若い世代の参加に期待 10月から養成講座

2025.09.15
 女性による施設案内が伝統の栃木県指定史跡「田中正造旧宅」(佐野市小中町)で、新たな人材を育成する「旧宅説明ボランティア養成講座」が10月から始まる。正造の人物や思想、足尾鉱毒問題などに関心がある女性を広く募集している。

 女性案内人の伝統は旧宅公開が始まった1993年から30年以上続く。旧宅を管理する一般財団法人・小中農教俱楽部の矢島俊雄管理人(77)は「女性の社会参画が求められる時代に応じたとみられるが、見学者にとても評判が良く、継続している」と話す。

 説明ボランティアが登録する団体は高齢化が進み、会員数もピーク時の半数以下の14人。若い世代にも参加してもらうため、講座の受講対象を「高校生以上の女性」と明記した。

 養成講座は3日間。

・10月18日午前9時半~11時、矢島さんによる講義「田中正造の生い立ち」(小中町公民館)

・10月24日午前8時半~午後4時、管理人の篠崎賢治さんによる視察研修

・11月8日午前9時半~11時、郷土史家、茂木克美さんによる講義「不屈の原点から」(小中町公民館)

 参加費無料。先着30人、締め切り20日。問い合わせ、申し込みは旧宅事務所=電0283(24)5130=へ(開館は火、木、土、日曜日の午前10時~午後4時)。(梅村武史)