体験談

国連普及啓発シンポジウムー「誰一人取り残されない世界」をつくるために、私たちに何ができるのかー

セミナー・説明会
掲載日 2023.01.27

VLNスタッフ

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    • 東京都全域
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    • 子ども・教育
    • 多文化共生・国際協力

1.22(日)に東京国際フォーラムで開催されたシンポジウムに参加しました。
一番の目的は、サヘル・ローズさんのお話を生で聞くこと。
ドキュメンタリー番組でサヘルさんの生い立ちを知り、ぜひ一度お話を伺ってみたいと思っていたのでした。

○第1部 講演「誰一人子供を取り残さない世界を目指して」
第一部はUNICEF東京事務所 副代表の根本さんのご講演。
ご自身の海外での経験を交え、とてもわかりやすい公演でした。
私たちにできることとして、「3つのA」が紹介されていました。

1. Awareness(身近なところに目を向けて、知り、学ぶこと)
2. Action(ボランティアや募金)
3. Accountability(政府や自治体に子どもの政策が実現されるように求めること)

世界を変えるためには、大きなアクションが必要だと思いがちですが、焦らずに身の回りに目を向けることの大切さを再認識しました。

○第2部 トークセッション「友だちの友だちは、友だち」

サヘル・ローズさんと星野ルネさんの生い立ちなどを含めたお話を伺いました。

・サヘル・ローズさん
ご自身の経験をもとに、
つらい状況にある人は、なかなか「つらい、助けて」と声を上げられない。
笑顔で「大丈夫」と感情を押し殺してしまうこともある。
だから、「友だちの友だちは、友だち」なのだから、相手に声をかけて、一人じゃないよ、見ているよ、と伝え、できることをすることが大切ということを学びました。
言葉の1つ1つがまっすぐに胸に響きました。

・星野ルネさん
幼少期からカメルーンと日本を行き来してきた実体験を、ご自身のまんがを用いて、紹介していただきました。
「血の色は何色なの」、「アフリカの人は血液型が何種類あるの」などと聞かれたときに、驚きながらも、わざとではなく、本当に知らないから質問しているという気づきのお話が印象に残っています。

みなさんのお話を聞いて、身近な目の前で起こっていることから目をそらさず、向き合い、学び、先入観なく相手に接することが友だちの友だちを大切にすることであり、誰一人取り残されない世界を実現するために必要であることを再認識しました。

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