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能登の被災ホテルで外壁損壊し石綿が露出 ボランティアが作業も
2025.04.24

能登半島地震や奥能登豪雨で被災した石川県珠洲市のホテルで、肺がんや中皮腫などの健康被害をもたらすアスベスト(石綿)が露出した状態にあったと24日、馳浩知事が明らかにした。ホテル周辺ではボランティアも作業していたが、県は建物の所有者に受け入れ停止を要請したという。
アスベストが検出されたのは同市真浦町のホテル海楽荘。外部からの指摘を受けて県が調べたところ、山側の外壁が損壊し、鉄骨の吹き付け材が露出していることを確認した。アスベストの含有は22日に判明したという。
県は建物の所有者に対し、ブルーシートなどでの飛散防止対策を講じることや、現地を立ち入り禁止としてボランティアを受け入れないことを要請している。
同ホテルでは昨年1月の地震で外壁が損傷し、アスベストが含まれる恐れがある箇所が露出したため、工事で封じ込めた。今回、露出が分かったのは別の場所という。昨年9月の豪雨では大量の土砂が建物内に流れ込み、ボランティアが撤去作業をしていた。
県によると、作業にあたったボランティアは、ホテル側が独自に集めたもの。県としても、含有の事実や健康被害などへの問い合わせに応じる方法などを検討したいとしている。
馳知事は「発災直後からアスベストの飛散防止措置を講じるよう、市町や関係者に要請している。ホテルは公費解体に向けて珠洲市と相談中であり、県も関係部署と連携して速やかに対応していきたい」と話した。(石川幸夫)
アスベストが検出されたのは同市真浦町のホテル海楽荘。外部からの指摘を受けて県が調べたところ、山側の外壁が損壊し、鉄骨の吹き付け材が露出していることを確認した。アスベストの含有は22日に判明したという。
県は建物の所有者に対し、ブルーシートなどでの飛散防止対策を講じることや、現地を立ち入り禁止としてボランティアを受け入れないことを要請している。
同ホテルでは昨年1月の地震で外壁が損傷し、アスベストが含まれる恐れがある箇所が露出したため、工事で封じ込めた。今回、露出が分かったのは別の場所という。昨年9月の豪雨では大量の土砂が建物内に流れ込み、ボランティアが撤去作業をしていた。
県によると、作業にあたったボランティアは、ホテル側が独自に集めたもの。県としても、含有の事実や健康被害などへの問い合わせに応じる方法などを検討したいとしている。
馳知事は「発災直後からアスベストの飛散防止措置を講じるよう、市町や関係者に要請している。ホテルは公費解体に向けて珠洲市と相談中であり、県も関係部署と連携して速やかに対応していきたい」と話した。(石川幸夫)