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全線320キロ「常陸国ロングトレイル」 年度内開通へ着々 ボランティア団体が整備に汗
2025.05.13

茨城県の県北地域を歩きながら自然や歴史文化を楽しむ長距離自然歩道「常陸国ロングトレイル」は、6市町をつなぐ全線320キロの2025年度内開通を目指し、ボランティアらによる整備が進んでいる。県の委託を受けて整備をしている団体の代表、和田幾久郎さん(57)は「コース完成が県北地域の魅力を掘り起こすきっかけになってくれれば」と話す。(田中秀樹)
県によると、コースは日立、常陸太田、高萩、北茨城、常陸大宮の5市と大子町を通る。この地域が持つ山、川、海といった自然環境や歴史文化をいかし、体験型の観光を楽しんでもらおうという狙いだ。
20年から始まった整備は、24年度に新たに56キロが完了して、計画全体の約85%が開通した。
整備を担っているのは、山歩きの愛好家や地域住民のボランティア参加による「常陸国トレイルクラブ」(茨城県北ロングトレイル協力隊から名称変更)。現在、約800人が登録している。
月に2回程度、毎回20~30人が雑草を取り除いたり、倒木をかたづけたりして道をつくり、地点確認できる道標を立てて、利用者が安全に歩けるようにしてきた。
クラブ代表で、水戸市でアウトドアショップを経営する和田さんは「自ら道をつくることは貴重な体験。その地域の歴史文化を知ることもできる」と参加を呼びかける。登録は常陸国トレイルクラブのウェブサイトから申し込む。
県は今後、各種イベントなどの機会を利用し、ロングトレイルを首都圏でPRしていく。担当者は「国内だけでなくインバウンド(訪日客)も呼び込み、盛り上げていきたい」と話している。
県によると、コースは日立、常陸太田、高萩、北茨城、常陸大宮の5市と大子町を通る。この地域が持つ山、川、海といった自然環境や歴史文化をいかし、体験型の観光を楽しんでもらおうという狙いだ。
20年から始まった整備は、24年度に新たに56キロが完了して、計画全体の約85%が開通した。
整備を担っているのは、山歩きの愛好家や地域住民のボランティア参加による「常陸国トレイルクラブ」(茨城県北ロングトレイル協力隊から名称変更)。現在、約800人が登録している。
月に2回程度、毎回20~30人が雑草を取り除いたり、倒木をかたづけたりして道をつくり、地点確認できる道標を立てて、利用者が安全に歩けるようにしてきた。
クラブ代表で、水戸市でアウトドアショップを経営する和田さんは「自ら道をつくることは貴重な体験。その地域の歴史文化を知ることもできる」と参加を呼びかける。登録は常陸国トレイルクラブのウェブサイトから申し込む。
県は今後、各種イベントなどの機会を利用し、ロングトレイルを首都圏でPRしていく。担当者は「国内だけでなくインバウンド(訪日客)も呼び込み、盛り上げていきたい」と話している。