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害虫「クビアカ」飛散期に合わせ フィギュアで駆除啓発 足利市の民俗研究家・中島さん考案
2025.06.25

桜や梅などの木に寄生して枯死させる特定外来生物のクビアカツヤカミキリの飛散期(6~7月)に合わせ、栃木県足利市の郷土民俗研究家、中島太郎さん(61)が100円ショップの材料で簡単に作れるクビアカフィギュアを考案した。
ストローやクリップ、ビーズ、針金などを使い、接着剤なしで組み立てる。光沢感や足の形などが実物そっくりで、100円ショップで材料をまとめて買えば1匹当たり10円未満で作れる。5月上旬に群馬県桐生市の量販店で子ども向けに作り方教室を開いたところ、好評だったという。
中島さん開発のクビアカ啓発グッズは、一昨年公開の全長約2メートル大の巨大クビアカオブジェ、昨年公開の妖怪イラスト「首赤艶髪切(くびあかつやかみき)り」に続く第3弾。足利市役所1階市民ホールで30日まで展示しており、中島さんは「クビアカ駆除は今が頑張りどころ。みんなで桜を守ろう」と呼びかけている。
中島さんは市民防除ボランティアチーム「クビアカみっけ隊」のメンバーで、チームは2019年に発足した。現在は子どもからお年寄りまで約500人が活動に参加している。
同市は2016年に栃木県内で初めてクビアカが見つかった地。市環境政策課によると、昨年度も約2600本の桜を含む約3500本の樹木被害が確認されており、市内全体で約半数の桜に被害が及んでいるとみられる。(梅村武史)
ストローやクリップ、ビーズ、針金などを使い、接着剤なしで組み立てる。光沢感や足の形などが実物そっくりで、100円ショップで材料をまとめて買えば1匹当たり10円未満で作れる。5月上旬に群馬県桐生市の量販店で子ども向けに作り方教室を開いたところ、好評だったという。
中島さん開発のクビアカ啓発グッズは、一昨年公開の全長約2メートル大の巨大クビアカオブジェ、昨年公開の妖怪イラスト「首赤艶髪切(くびあかつやかみき)り」に続く第3弾。足利市役所1階市民ホールで30日まで展示しており、中島さんは「クビアカ駆除は今が頑張りどころ。みんなで桜を守ろう」と呼びかけている。
中島さんは市民防除ボランティアチーム「クビアカみっけ隊」のメンバーで、チームは2019年に発足した。現在は子どもからお年寄りまで約500人が活動に参加している。
同市は2016年に栃木県内で初めてクビアカが見つかった地。市環境政策課によると、昨年度も約2600本の桜を含む約3500本の樹木被害が確認されており、市内全体で約半数の桜に被害が及んでいるとみられる。(梅村武史)