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障がいある人もバリアフリービーチ 鎌倉の海を全身で楽しんで 参加40組超、ボランティア250人と
2025.07.29

神奈川県鎌倉市の由比ガ浜海水浴場で27日、障がいがある人も海水浴を楽しむ「かながわバリアフリービーチin鎌倉」が開かれた。合言葉は「眺めるだけだった海を全身で楽しむ海へ」。40組超の参加者と約250人のボランティアが一緒に、真夏の海を楽しんだ。
藤沢市の松崎佳子(かこ)さん(10)は、うきの付いた車いすで仮設シートの上を進み、両親とともに海に入った。母親の麻子さん(46)は「家族だけでは砂浜で車いすを押すのも難しい。多くのボランティアのおかげで、貴重な体験ができた」と笑顔で話した。
藤沢市の岩本恵太さん(23)は昨夏に続く参加で、「去年は呼吸がうまくできずパニックになったけれど、今年は大丈夫だった。気持ち良かった」と自信を深めた様子。母親の幸恵さん(59)は「普段は風や雨を体験することも少ない。経験を積み、何かあったときも落ち着いて行動できるようになればうれしい」と目を細めた。
実行委員会の酒井太郎医師は「車いすを使う人と1日一緒にいることで、お互いの理解が深まり、ボランティア同士の交流も進む」とイベントの意義を語る。目標はバリアフリービーチが全国に広がることだ。「車いすを使う人が『今日はどのビーチに行こうか』と選べるぐらいになってほしい」と話した。(篠ケ瀬祐司)
藤沢市の松崎佳子(かこ)さん(10)は、うきの付いた車いすで仮設シートの上を進み、両親とともに海に入った。母親の麻子さん(46)は「家族だけでは砂浜で車いすを押すのも難しい。多くのボランティアのおかげで、貴重な体験ができた」と笑顔で話した。
藤沢市の岩本恵太さん(23)は昨夏に続く参加で、「去年は呼吸がうまくできずパニックになったけれど、今年は大丈夫だった。気持ち良かった」と自信を深めた様子。母親の幸恵さん(59)は「普段は風や雨を体験することも少ない。経験を積み、何かあったときも落ち着いて行動できるようになればうれしい」と目を細めた。
実行委員会の酒井太郎医師は「車いすを使う人と1日一緒にいることで、お互いの理解が深まり、ボランティア同士の交流も進む」とイベントの意義を語る。目標はバリアフリービーチが全国に広がることだ。「車いすを使う人が『今日はどのビーチに行こうか』と選べるぐらいになってほしい」と話した。(篠ケ瀬祐司)