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原爆死没者を慰霊「核なき世界を」 被爆80年、岡山市の被爆者団体
2025.08.07

広島に原爆が落とされて80年を迎えた6日、岡山市中区の岡山市原爆被爆死没者供養塔前で慰霊祭が開かれた。投下時刻の午前8時15分にあわせて被爆者ら約30人が黙禱(もくとう)し、核兵器廃絶や平和な世界が続くことを祈った。
主催する同市原爆被爆者会では昨年度、8人の被爆者が亡くなった。岡山県によると今年3月末時点で、県の被爆者健康手帳を持つ人(被爆者)は834人で、平均年齢は87.1歳と高齢化が進む。
あいさつに立った広信靖之会長(81)は「被爆者に残された時間は限られてきている」とした上で「これからも被爆者は長年にわたって後遺症と心の病に苦しんできた実相と原爆の恐ろしさを語り継ぎ、核のない恒久平和な世界の実現を目指し、体力の続く限り訴え、活動を続けて参ります」と決意を示した。
参列者らはその後、順番に献花。反核の歌「原爆を許すまじ」を斉唱し、死没者を追悼した。
慰霊祭には、近くの市立東山中学校のボランティア部員も参加した。7月下旬には被爆者会のメンバーと供養塔の清掃をしたという。
2年の藤田みのりさんは昨年に続き参列した。「原爆や戦争を体験していないので、原爆について知り、私だけでなく次の世代にも伝えようと思っています」と話した。(北村浩貴)
主催する同市原爆被爆者会では昨年度、8人の被爆者が亡くなった。岡山県によると今年3月末時点で、県の被爆者健康手帳を持つ人(被爆者)は834人で、平均年齢は87.1歳と高齢化が進む。
あいさつに立った広信靖之会長(81)は「被爆者に残された時間は限られてきている」とした上で「これからも被爆者は長年にわたって後遺症と心の病に苦しんできた実相と原爆の恐ろしさを語り継ぎ、核のない恒久平和な世界の実現を目指し、体力の続く限り訴え、活動を続けて参ります」と決意を示した。
参列者らはその後、順番に献花。反核の歌「原爆を許すまじ」を斉唱し、死没者を追悼した。
慰霊祭には、近くの市立東山中学校のボランティア部員も参加した。7月下旬には被爆者会のメンバーと供養塔の清掃をしたという。
2年の藤田みのりさんは昨年に続き参列した。「原爆や戦争を体験していないので、原爆について知り、私だけでなく次の世代にも伝えようと思っています」と話した。(北村浩貴)