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浜松の障害者施設でも聖隷のPV開催 「応援できてうれしかった」

2025.08.15
 (第107回全国高校野球選手権大会2回戦 西日本短大付2―1聖隷クリストファー)
 聖隷クリストファー高校への声援は、地元・浜松市でも響いた。留守になった学校のすぐそばにある聖隷グループの老人ホームのほか、障害者らの生活を支援する「聖隷厚生園」でもパブリックビューイングがあった。
 施設の利用者や職員、ボランティアのスタッフら50人ほどが集まり、息詰まる熱戦の中継を見守り、好プレーや得点に拍手を送った。
 聖隷の生徒らは、車椅子の清掃や草刈りで園を支えているという。この日は施設の利用者らが選手たちを後押しする側に回った。デイサービスを週4回ほど利用する大橋邦子さん(47)は「応援できてうれしい。負けてしまったけれど、私たちもがんばろうという気持ちがわいてきた」と話した。
 聖隷クリストファー大2年の本多嬉乃(よしの)さん(19)らはボランティアで園に居合わせ、応援に加わった。顔を知っているという高校の後輩らの敗戦は残念だが、「みんなで同じ画面を見て応援する機会はそうそうない。障害の有無にはまったく関係なく、楽しい時間だった」と話した。(青田秀樹)