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「女性医師がいい」でもいない……地震被災地で命落とす女性たち

2025.09.07
 アフガニスタン東部で発生した地震から7日で1週間。同国を支配するイスラム主義勢力タリバンが女性の就労や教育機会を制限してきた影響で、現地では女性医師が不足。女性による診療を望んだ重傷者の女性が命を落とすなど、深刻な問題につながっている。また、被災地に近い病院では、地震後に治療を受けた人のうち女性が1割未満と、極端に少ないことがわかった。これまでに発表された死者は2205人、けが人は3640人に上るが、犠牲者はさらに増える可能性がある。
 アフガニスタンのメディア「ハシュテ・スブ・デイリー」は5日、地震で胸骨を折る大けがを負った女性が、搬送先のクナール州の病院で亡くなったと報じた。女性医師による診察を望んだものの、女性スタッフが少なく、緊急治療に対応できなかったためという。