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野良猫の避妊去勢、ワゴン車が手術室 毎月1回、岩手県内各地に出張
2025.09.10

盛岡市を拠点に猫の保護活動に取り組むNPO法人「もりねこ」は9月29日~10月1日、車内で手術できる専用車両を使い、地域猫や野良猫などの避妊去勢手術を受け付ける。過剰な繁殖で行き場のない猫を増やさないため、毎月1回、県内各地で開催する計画だ。
独自に開発した移動式手術室「ニコワゴン」を使って全国で避妊去勢手術に取り組む「にじのはしスペイクリニック」(岐阜県)と連携した。費用は実費分だけ利用者に支払ってもらい、交通費などの経費は広く寄付を募り、賄うという。
初回開催は29日で高松地区保健センター(盛岡市)、30日が久慈地区合同庁舎駐車場、10月1日が宮古地区合同庁舎駐車場。完全予約制で、1日の手術件数は約30件、手術時間は約15分だ。捕獲機の貸し出しもする。生後2カ月から手術が可能という。動物病院が少ない地域にも対応できるよう、今後毎月1回、県内各地で実施していく。
もりねこは県内で年間1千件の避妊手術を予定している。同団体は2014年から猫の保護活動に取り組んできた。保護猫は野良や飼育放棄されて行政やボランティアに保護された猫のことで、保護猫カフェやシェルターなどで保護する猫は約80匹。収容できずに順番待ちする猫もいるという。
もりねこ理事長の工藤幸枝さんは「猫は繁殖するのが早く、何もしないとあっという間に増えてしまう。保護するにも限りがあり、すでにギリギリの状態だ。出張して近くまで行くので、ぜひ利用してほしい。まずは相談を」と話す。
10月4日にはフラップいわて(盛岡市みたけ3丁目)で譲渡会も開く。問い合わせは、もりねこ(019・613・7773、盛岡市菜園2丁目6の6)。(佐藤善一)
独自に開発した移動式手術室「ニコワゴン」を使って全国で避妊去勢手術に取り組む「にじのはしスペイクリニック」(岐阜県)と連携した。費用は実費分だけ利用者に支払ってもらい、交通費などの経費は広く寄付を募り、賄うという。
初回開催は29日で高松地区保健センター(盛岡市)、30日が久慈地区合同庁舎駐車場、10月1日が宮古地区合同庁舎駐車場。完全予約制で、1日の手術件数は約30件、手術時間は約15分だ。捕獲機の貸し出しもする。生後2カ月から手術が可能という。動物病院が少ない地域にも対応できるよう、今後毎月1回、県内各地で実施していく。
もりねこは県内で年間1千件の避妊手術を予定している。同団体は2014年から猫の保護活動に取り組んできた。保護猫は野良や飼育放棄されて行政やボランティアに保護された猫のことで、保護猫カフェやシェルターなどで保護する猫は約80匹。収容できずに順番待ちする猫もいるという。
もりねこ理事長の工藤幸枝さんは「猫は繁殖するのが早く、何もしないとあっという間に増えてしまう。保護するにも限りがあり、すでにギリギリの状態だ。出張して近くまで行くので、ぜひ利用してほしい。まずは相談を」と話す。
10月4日にはフラップいわて(盛岡市みたけ3丁目)で譲渡会も開く。問い合わせは、もりねこ(019・613・7773、盛岡市菜園2丁目6の6)。(佐藤善一)